手をあげないためにできる5つの工夫/子育てイライラ対処法

子育てにイライラした時、子どもに手をあげてしまう人は案外多いものです。
そしてほとんどの場合、手をあげてしまったことに対して罪悪感を抱いたり、後悔して反省する日々です。

決して、手をあげたくてあげているわけではないんですね。
では、手をあげずに穏やかに子育てをするためにはどうすればいいのでしょうか。

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どんな時に手をあげてしまうのか

手をあげてしまう親の多くは、瞬間的な感情を抑えられずに手をあげてしまうことがほとんどです。

つまり、「よし、叩いてやろう」と考えて手をあげているわけではなく、気がついた時にはもう手が出てしまっています。

子どもが感情を抑えられない時、自分も感情を抑えられなくなり、ダメだと分かりつつも手をあげてしまう。

子どもが部屋を散らかしたり汚したりすると、正気を失いそうになり、気がついたら手をあげてしまっている。

子どもがイヤイヤしたりわがままを言うと、その瞬間に手をあげてしまう。

こういう場合、ほとんどと言っていいほど親の方にも余裕がありません。

仕事に疲れてイライラしていたり、日常的にストレスを溜めこんでいたりします。

そして手をあげることで自己嫌悪に陥るなど、更にストレスを増やしてしまい、悪循環に陥ってしまいます。

「子どもに手をあげてしまう」ことが一つのストレスになっているので、まずは手をあげないで済むような対処法があればいいですね。

これ以上、子育てで苦しまなくていいようにできることがないか見てみましょう。

 

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物理的な対処法として

一時保育に預ける

おもちゃ3

これは多くのお母さんが利用していますし、おススメされている手段です。

しんどいから一時保育に預けるというと、子どもから逃げているような、子育てを外に委託しているような気分になるかもしれませんが、そんなことはありません。

子どもは親との狭い関係からだけでなく、他との関係からも刺激を受けることでより成長できますし、子どもは子ども同士で育ち合っていくことも大切です。

親の前ではべったりと甘えっぱなしでわがままを言っていても、外の世界では親が驚くほど聞きわけが良いなどの他の面を見せますし、そこで子どもなりに社会性を身につけていきます。

親も親で、一時保育を利用することで一人の時間が確保でき、一人でリラックスしたり、気分転換することができるので子どもに対しても優しく対応できるようになります。

親は責任をもって子どもを育てるべきですが、24時間ベッタリ一緒にいることが責任ある子育てというわけではありません。

子どもに良い影響を与え、親としての愛情を示すことができるのであれば、そう出来るための工夫をしたり施設を利用することはむしろ賢い選択です。

子育てにイライラしてとても辛い思いをしていた方が、一時保育を利用したことで驚くほどストレスが溜まらなくなり、子ども自身も楽しんでいる様子で、お互いにとってとても良くなったというケースはとても多いんです。

子育てにおいては、どれだけの長い時間一緒にいるかや形ではなく、親の心がどれだけ健全でいられるかが何より大切なんですね。

子どもの発達に詳しい病院でアドバイスを受ける

子どもがイヤイヤ期を迎えることはとても健全なことですが、そのことを知らずに対応すると「イヤイヤ」している意味が分からずに親はイライラするばかりです。

また、イヤイヤ期だけでなく、子どもによってそれぞれ性格や性質も違います。

そういった子どもの発達状況や、それに対する適切な対応について詳しい病院などでプロのアドバイスを受けるのも一つです。

病院に行くというと大そうなイメージもありますが、我が子の状況や適切な対応が分かってしまえば親子共とても楽に過ごせるようになることもあります。

子ども 笑顔2

「育てにくい」「やりにくい」と思っていても、じつはその子なりの特性があり、こちらの対応の仕方でまったく違う一面を引き出すことが出来ることもあります。

すると、訳もわからずただ闇雲にイライラしているより、冷静にその子の発達状況を分析して、より効果のある対応をした方が両者にとってストレスはなくなるでしょう。

「訳が分からない」というのは誰にとっても不安で苛立ちの原因となります。

専門の機関で正しい知識を与えてもらうことで、今とは全く違う視点を持てるようになるかもしれません。

仕事を辞める

子育てをしながら働くことは、プラスの面もあれば、マイナスの面もありますね。

プラスの面で言えば

・子育てとは違う自分の世界を持てること

・子育てから離れられるので、気分転換になること

・社会から切り離された孤独感がなく、社会の一員として感じられること

・収入が増えること

マイナスの面で言えば

・子育てにかけられる時間が限られること

・仕事に疲れて、家事や育児に負担が出ること

・仕事のストレスと子育てのストレスの両方があること

仕事をすることでストレスが発散できているのであればいいのですが、中には仕事自体がストレスになっていたり、仕事の疲れが子育てのイライラを増やしているという場合もあります。

仕事と子育てを両立していた方で、職場で感じるストレスと育児で感じるストレスをダブルで受けたために身体を壊してしまった方がおられました。

話を聞くと、子育てももちろん大変だったのですが、仕事のストレスも相当あったようです。

ただでさえ大変な子育てに加え、仕事でまでストレスを感じているのであれば仕事と子育ての両立をこれ以上続けていくのは危険ということで、その方は仕事を辞める決断をされました。

働いていれば、確かに収入面としては安定します。

しかしいくらお金があっても身体を壊して病院に通っていたのでは本末転倒ですし、身体を壊すほどストレスを感じていたのでは子育てにとっても悪影響です。

その方は仕事を辞めることでストレスの元が一つ減り、すぐに身体の具合も良くなりました。

仕事をすることで得られるメリットの方が明らかに大きい場合はやめる必要はないでしょうが、リスクの方が大きいのであれば、仕事を辞めるというのも選択のひとつです。

緩やかに対処する方法

リラックス女性2

子育てにおいては、あまり思いつめずに、「ちゃんとしよう」としないのも一つです。

子育てを終了したほとんどの親が思い当たることだと思いますが、「確かに子育ては大変だった」「だけど、大変な時期はあっという間だった」ということです。

つまりどんなに大変な子育てであっても、「その状態がずっと続くことはなかった」ということです。

しかしその大変な時期に、多くの親たちが悩み、イライラし、手をあげてしまいます。

手をあげてしまうことを避けるためには、「何とかこの時期をやり過ごす」というのも一つの方法です。

●部屋が散らかり放題なのは、今のうちだけ。

子育てにおいて「キレイな部屋でなければならない」なんてことはありません。

部屋が散らかっていようが、少々汚れようが、そんなことは別に大したことはないんだという気持ちで、身に危険があるものだけ片づけておきましょう。

●子どもに話しが通じないのは、今のうちだけ。

子どもが少し喋り出したり、少しこちらの言うことが分かるようになったからといって、大人の言葉全てが理解できるわけではありません。

こちらの言葉も話も理解してくれる、こちらの希望にも期待にも応えてくれるものだと思ってしまうと裏切られたような気持ちになってしまいます。

子どもにはまだ多くのことが分からないんだ、期待に応えてもらえることなんて稀なんだと思っていると、気が楽になります。

それも本当に小さい頃だけで、そのうち親よりも理解力があったり、口達者になる日が来るものです。

●子どものイヤイヤがあるのは、今のうちだけ。

イヤイヤ期の子どもは、何をするにも「イヤ」なのです。

それが良いことであろうが、必要なことであろうが、とにかく見境なしに何でも「イヤ」だと言います。

親としては、子どもが「イヤ」と言っていることであっても、それが必要だと感じているために、「ちゃんとやらせよう」とします。

しかし、親としても本当に一番心配なのは子どもの安全くらいなものです。

少々お風呂に入らない日があろうが、一食分の食事ができなかろうが、そんなに大したことではありません。

「きちんとしないといけない」という思いがイライラに繋がり、その結果手をあげてしまうのであれば、「別にきちんと出来なくていい」に変えてみましょう。

そんな時期も、そう長くは続かないということを先輩ママたちは知っています。

大変な時期をそんな風に「ゆるく」やり過ごすことが出来たらなら、それはそれでいいのです。

また、いずれきちんと出来る時期がやってきます。

子どもはそのうち話が通じるようになりますし、「あんなに聞きわけの悪かった息子が、今は母親想いの優しい高校生になりました。」という声があります。

「子どもの頃はあんなにヤンチャだったのに、人助けをする子に育った。」

「子どもの頃は酷く人見知りで泣いてばかりだった娘が、人前に立つ仕事を楽しんでいる。」

「子どもの頃は暗くて物静かで心配だったけど、大人になったら急に明るくなって芸人になった。」

いろいろありますね。

万物は流れています。今の状態がずっと続くことはないのです。

もう少し肩の力を抜いて、気楽にその時をやり過ごすというのも一つなんですね。

ただ、「手をあげるということも続かないから」といって手をあげることを気にしないというのはまた別の話です。

「手をあげないようにするために」という目的のために、そういった一時的な「ゆるさ」を持つことも大切だということなんですね。

こんな珍発想もアリ?

ちょっとおもしろい発想をもってみるのもいいかもしれません。

数年前までは卵だった

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こんな面白いお話をしたお母さんがいました。

「幼児の子どもなんて、数年前までは卵だったんだよ~。卵だったこの子は、まだ人間になって3年しか経ってないんだよ~。

そんな子が、一生懸命泣いたり怒ったりしていると、すごいなぁ!って思う。

上手に泣けるな~とか、ちゃんと怒るんだなぁ~とか、ちゃんと人間らしく育っていってる~!って。」

面白い発想ですね。

私たちはつい、小さい子どもを相手に「自分たちと同じように物事を解釈し、理解してくれる」と思ってしまいがちです。

もちろん、子どもは大人が考えている以上に可能性という面も持ち合わせてはいますが、私たち大人と同じものを求めるのは筋違いでしょう。

日本語だって聞き始めて数年、社会のルールに触れて数年、自分の感情を感じ始めて数年です。

卵だった生命が人間の形になって、この世に生まれてまだほんの少ししか経っていないのですから、上手く生きられなくて当然だということなんですね。

よく、「子どもは宇宙人だと思え」なんて言いますが、相手が宇宙人なのであれば「こうであって当たり前」「こう育って当たり前」なんて思わないですよね。

多分、どんな生命体なのかじっくり観察してみたり、どう接すれば通じるのか試してみたりすると思います。

そして、私たちと同じような反応をしたり、同じような感情を見せてくれると純粋に嬉しくなったり、「おぉ~!一緒だ~!」と感動したりすると思います。

子どもに対してイライラが止まらない時は、子どもに対する「発想の転換」をしてみるのも効果があるかもしれませんね。

あ~、懐かしい

これは、子育てを終えたお母さんが言っていました。

「あ~、私も本当に大変だったなぁ。あの頃は本当に辛かった。うちの子はイヤイヤが激しくくてやりにくい子だったから、早く大きくなってほしいっていつも思ってた。早く自由になりたい、早く一人で買い物にいきたいって、そればっかり思ってた。」

そして、こう続けます。

「だけど、その子どもが大きくなって親から離れたがるようになって、親よりも友達といたがるようになって、自分一人で何でもできるようになって。そうなるとちょっと寂しくもなった。今思うと、あの頃は可愛かったなぁって、不思議とそう思えてしまう。あんなに大変だったのにね。」

「私も子どもに手をあげていた」子育てを終えたお母さんが今思うこと

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これは、娘の子育てに手をあげてしまっていたお母さんの経験談です。

「私も、幼い娘のイヤイヤに我慢ができずに、よく手をあげてしまっていました。その時は反省したり後悔したりするんだけど、やっぱりまた手が出てしまう。

周りのお母さんたちがどうしてあんなに穏やかに根気強く子どもと接することができるのか不思議だった。私自身、叩かれて育っていたこともあったのかもしれない。叩いて躾けることが当たり前のような、そういう時代だった。

だけど、娘が大きくなった今思うことは、もっといっぱい抱きしめたり、わがままを言わせてあげれば良かったなぁってこと。なんで、あんなに怖いママのまま過ごしてしまったんだろうってこと。

もうあの頃には戻れないから、娘には今になって「あの頃は怖いお母さんでゴメンね」って言っています。」

あの頃の自分と話ができるなら、どんな話をしますか?

「あの頃の自分に声をかけてあげられるなら、「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ。命の危険さえなければ、自由にさせておけばいいよ」と言ってあげたい。

子育てがどんどん楽になっていくことを伝えてあげたい。娘のためにも、あの頃の自分のためにも。」

子育てを終えて初めて見えてくるものがあるんですね。

だけど子育て真っ最中で、目の前にイヤイヤ期の子どもがいると、そんな視野は持てなくて当然です。

だからこそ、同じ経験を踏んで一歩先を行っている先輩ママたちの経験談や「振り返って今思うこと」を聞いてみることは、意外と役立つかもしれません。

この苦しみ、大変さがいつまで続くかゴールが見えなければ、不安や苛立ちは募る一方です。

しかし、本当に多くの親たちが声を揃えてこう言うのです。

「あっという間だった」

そして、そう思う頃にはもう二度と、あの頃の幼い我が子との時間に戻ることはできません。

今自分の目の前にあることも必ず過ぎ去ります。子どもはどんどん大きくなっていきます。

多くの親たちと同じようにいつか自分も「あっという間だった」と思う日が来るのであれば、貴重な今この時を後悔のないように過ごしたいですね。

手をあげる行為にはこんな側面がある

ここまでは、子育てにイライラして手をあげてしまうことに対して、表面的な解決方法を挙げてきました。

問題が一時的なものであれば、表面的な解決方法をとることで回避できる可能性は高いですし、即効性もあります。

これは痛み止めのお薬や、塗り薬のようなものだと思っています。

本当に痛くて痛くて我慢できないとき、痛み止めの薬を使うことで痛みを和らげることができますよね。

傷口をそのまま放っておくより、適切な薬を塗って処置をしておく方が治りが早くなります。

しかし、それが表面的な処置であれば、痛みの軽減や傷への対処も当然表面的なものにはなります。

だからこそ、これらの対処法は「その痛みや苦しみが一時的なもの」の場合であれば十分に役立つものだと思います。

しかし、たとえば慢性的な頭痛に悩んでいる人の場合、いくら痛み止めを飲んだとしても、頭痛そのものが治るわけではありませんね。

頭痛の元(原因)がなくならない限りは頭痛は続き、その度に痛み止めを飲んで「痛みに対処」することを繰り返さなければなりません。

しかし出来れば、「頭痛そのもの」が起こらなくなる方が楽だろうと思います。

それと同じで、子育てのイライラや手をあげてしまう行為が、本当に身体の疲れや不調から来る一時的なものなのであればそれほど心配することはないと思います。

一時的なものである場合は、自身のホルモンバランスの問題であったり、ただ子育てに慣れていないだけであったり、体調不良の時だけの場合などですね。

しかし、そういう一時的なものではなく、日常的な、慢性的なイライラや自己嫌悪、後悔が酷い場合は、表面的な処置だけではうまくいかないこともあります。

手をあげてしまう原因が一時的なものではなく、もっと根深いところにある可能性があるからです。

その場合、上記で挙げたような方法ではただのごまかしに過ぎず、おそらく根本的な解決にはならないでしょう。

なぜなら、子どもに手をあげてしまうのは、自分を肯定できない心理から来ている可能性が高いからです。

そのことについてはこちらの記事で書いています↓
叩いてしまう心理/子育てのイライラに隠されているもの

いずれにしても、手をあげることで辛い思いをしているのはみんな一緒です。

しかし、「手をあげることが辛い」という気持ちがあるからこそ、「もっと幸せな子育てはできないのか」を考えることができます。

「辛い」という感情は、「本当の自分はこれを望んでいない」ということです。

ということは、今もう一度望むような子育てを改めて考え、それを形にしていけるチャンスだということです。

みなさんが、後悔のない幸せな子育てができることを願っております。

 

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