子育てのイライラに効く!漢方のまとめ

子育てのイライラに漢方は使えるのか?じつは心の不調が体の不調につながったり、逆に体の不調が心の不調をつくりだすということは、普通にあります。漢方には「心身一如」という考えがあって、心と体は一体であり、分けて考えることをしません。そこで、子育てのイライラに効くと言われる漢方を調べてまとめてみました。

スポンサードリンク



イライラと漢方は、関係あるの?

イライラすることは誰にでもあることです。特に子育てのイライラは、親の気持ちだけの問題ではなく、体の疲労も大きく関係している場合があります。

そのイライラが、気持ちだけの問題であれば、漢方は必要ないかもしれませんね。

しかし、本人の意思とは全く関係なくイライラする場合もあります。

その原因には、自律神経や精神バランスが崩れている時、ストレス、 睡眠不足などといったことが挙げられます。

他にもイライラすることと体とは関係ないように見えて、じつは体の中のホルモンバランスが崩れていたり、必要な栄養素が不足したりすることでも起こります。

そんな場合は、心のイライラに働きかけるのではなく、体の方に働きかけて整えていくことで、心を安定させていくことも必要なのです。

できることは、生活習慣の改善、食事の見直し、体のリラックス時間を取り入れるなどがあり、漢方を取り入れることもひとつの方法なのです。

スポンサードリンク



イライラを漢方で捉えると

人は、イライラしたり、ストレスを受けると交感神経が高ぶり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。自律神経が乱れると、体や心に色々な不調をきたします。

なんだかだるい、疲れがとれない、不眠、といった体の症状から、気分が落ち込む、イライラする、やる気が出ない、ゆううつな気分になる、など、その症状は様々です。

漢方では臓器を肝(かん)、心(しん)、脾(ひ)、肺(はい)、腎(じん)の五臓に分けて考えられているのですが、この場合に深く関わる臓器は「肝」となります。

漢方の概念である「肝」は感情をコントロールしているといわれており、この「肝」のバランスを整えることによってイライラを鎮めることができるのです。

また、「肝」は自律神経系や新陳代謝の機能を担っていて、全身の「気(エネルギー)」 の流れをコントロールし、精神を安定させたり、内臓の働きをスムーズに保ったりする役割をしています。

さらに血を貯蔵し、 必要に応じて供給するという血の調節機能も担っています。

肝は、春の草木のように 「のびのびとしている状態」を好むのですが、ストレスを真っ先に受けやすい場所でもあります。

そのため、ストレスが溜まると肝の機能が低下して、消化器系の不調や疲労感、頭痛、イライラ、ヒステリー、 憂うつといった体や心の不調が起こりやすくなります。

イライラに効く3つの漢方

漢方4

漢方では、イライラは「肝(かん)」の乱れが原因と考えられています。

ですので、主に「肝」の気をスムーズに流す働きを手助けしてくれる漢方薬をご紹介していきます。

また、漢方薬では、その人の見た目や症状を重要視します。

そういった特徴も一緒にご紹介していきたいと思います。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

疲れやすく、イライラの我慢を抑えられない、気分の変動が多いタイプや、几帳面なタイプの方に向いています。

血液が不足したり、ストレスなどによって肝臓の機能が低下すると、気や血の巡りが悪くなり、イライラしたり怒りっぽくなるといわれています。

加味逍遥散には、こうしたイライラを抑える効果が期待できます。

また、血流をよくしたり、ホルモンバランスを整えたり、生理痛や生理不順、更年期障害にも効果があるので、とくに女性におすすめの漢方薬です。

<効果のある症状>

不安、いらいら、神経症、自律神経失調症、倦怠感

虚弱体質、冷え、のぼせ、頭痛、肩こり、食欲不振、めまい

便秘、生理痛、生理不順、不眠、更年期障害、不妊症、子宮筋腫など

<以下の10種類が配合>

◆血液を補い、血行を良くする
・当帰(とうき)(セリ科の根)
・芍薬(しゃくやく)(シャクヤクの根)

◆気のめぐりを良くし、ほてりを鎮める
・柴胡(さいこ)(セリ科の根)
・薄荷(はっか)(ハッカの葉)

◆胃腸を丈夫にして、白朮&茯苓で余分な水分を出す
・白朮(びゃくじゅつ)(オケラなどの根茎)
・茯苓(ぶくりょう)(サルノコシカケ科のマツホドの菌核)
・甘草(かんぞう)(マメ科などの根やストロン)

◆胃の働きを高め、薄荷といっしょに気のめぐりを良くする
・生姜(しょうきょう)(ショウガの根茎)

◆清熱、消炎作用により、亢進した肝の機能を抑える
・山梔子(さんしし)(アカネ科の果実=クチナシの実)
・牡丹皮(ぼたんぴ)(ボタンの根皮)

<補足>

不眠や不安などの症状を和らげる「逍遥散(しょうようさん)」に、牡丹皮(ボタンピ)と山梔子(さんしし)を加えた(加味した)ことから、加味逍遥散と呼ばれるようになりました。ですので、「逍遥散」もイライラに用いられます。ちなみに「逍遥」とは、ぶらぶらと気ままに歩くとか、散歩という意味。つまり、気持ちを穏やかにし、不安な材料を解きほぐしてくれる散剤であるという意味あいが含まれています。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

神経が高ぶる、イライラして十分にストレス発散ができない、貧乏ゆすりが目立つタイプの方に向いています。

このような方の場合は、不安やイライラなどの精神症状が深く関わっています。

抑肝散加陳皮半夏には、精神を安定させたり筋肉の緊張を和らげたりする作用があります。

その働きのため、登校前や出勤前になると腹痛や頭痛が起こる場合や、うつ病、認知症、小児の夜泣き、ストレスの多い中間管理職や受験生の精神安定剤としても応用されています。

<効果のある症状>

神経症、不眠症、認知症

神経が高ぶっている、怒りやすい、イライラする、まぶたの痙攣、手足の震え

更年期障害、うつ病、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、虚弱な体質、消化器系が弱い

<以下の9種類が配合>

◆熱や炎症を抑える作用
・柴胡(さいこ)(セリ科の根)

◆気持ちを落ち着かせたり、けいれんを抑制したりする働き
・釣藤鈎(ちょうとうこう)

◆胃腸を丈夫にして、白朮&茯苓で余分な水分を出す
・蒼朮(そうじゅつ)(オケラなどの根茎)
・茯苓(ぶくりょう)(サルノコシカケ科のマツホドの菌核)

◆血液を補い、血行を良くする
・当帰(とうき)(セリ科の根)
・川芎(せんきゅう)(セリ科の根)

◆胃腸の消化、吸収機能の低下を改善

 ・甘草(かんぞう)(マメ科などの根)

◆気持ちを鎮め、食欲不振や吐き気を抑える
・陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮)
・半夏(はんげ)(サトイモ科の)

<補足>

抑肝散加陳皮半夏は日本で開発された漢方処方です。これに似た名前の漢方薬として、「抑肝散(よくかんさん)」があります。「抑肝」という名は、肝気(かんき)が高ぶって怒りやすく、神経質で、俗に癇(かん)が強いといわれるのを鎮静させるところから来ています。抑肝散に陳皮(ちんぴ)と半夏(はんげ)を足したものが抑肝散加陳皮半夏です。抑肝散に比べて胃腸の働きが弱い方の場合は、抑肝散加陳皮半夏が適応されます。

黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

イライラして落ち着かない、体内に熱がこもってのぼせたり、胸がムカムカする。頭痛や耳鳴りがしたり、 体力中程度以上で怒りっぽいタイプの人に適します。

このタイプの方は、顔はのぼせて赤く、下肢にも冷えは感じない(実熱)。熱によるイライラや精神不安があり、落ち着きがないような感じを与えるのが特徴です。

仕事をバリバリこなして旺盛に見えますが、自己を過信する傾向があるので、狭心症に注意しないといけません。

<効果のある症状>

赤ら顔、のぼせ、鼻血などの出血、皮膚のカユミ、湿疹皮膚炎、胃部のつかえ、胃炎

イライラ落ち着かない、不眠、精神不安、イライラなどの精神神経症状

動悸、口内炎、、胃腸、循環器、皮膚疾患、更年期障害

<以下の4種類が配合>

◆抗炎症作用や抗菌作用
・黄連(オウレン)(キンポウゲ科の根茎)

◆抗炎症作用、解熱沈静作用、止血作用
・黄芩(オウゴン)(シソ科の根)

◆イライラを鎮める
・黄柏(オウバク)(ミカン科の樹皮)
・山梔子(サンシシ)(アカネ科の果実=クチナシの実)

<補足>

漢方医学では苦い生薬は、熱(のぼせ)を冷やし、気持ちの逆上(気逆-キギャク)を治すと考えています。配合されている4つの生薬は、どれも苦くカラダを冷やす作用があります。苦い味がポイントでもあるこの方剤。とくに黄連は「黄連ほど苦い人生は無い」という言葉があるほどです。

心と体は表裏一体ってほんとう?

Smile Freedom and happiness woman on beach. She is enjoying serene ocean nature during travel holidays vacation outdoors. asian beauty

子育てでイライラしたり、日々の出来事でイライラするとき、そこには何かしらの原因があることと思います。

私は個人的には、人が何かにイライラするのは、イライラするような捉え方をしている場合が多いのではないかなと思っていますが、中には捉え方うんぬんとかではなく、体の不調から来る場合もあると思います。

例えば、とてもお腹が空いているとき、人はイライラしますよね。

あるいは、睡眠不足で体が疲れきっているときも、イライラしたりします。

それは明らかに、体の不調からくるイライラだと思いますし、体からのヘルプサインでもあると思います。

そういった体の不調から来るイライラに対しては、やはり体の状態を整えるという方法で解決策を見つけていくことも大切だと思います。

心と体は表裏一体だと言いますが、その通りだと思います。

心がストレスを抱えると胃潰瘍など、体に不調が現れるように、体にストレスや不調があると、それが心の不調に繋がることも当然あるわけですね。

漢方は、体の不調に対して、その症状に見合った生薬(植物の根など)を組み合わせて作られたものです。

漢方を体に取り入れることで、体質を改善されることが期待されています。

私も漢方やってみました!

ここで紹介したものではないのですが、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」という漢方をご存知でしょうか。

「婦宝当帰膠」は、頭痛・肩こり・貧血・腰痛・腹痛・めまい・のぼせ・耳鳴り・生理不順・生理痛・冷え症などに効くと言われている漢方です。

健康や美容に良いことで芸能人やモデルの方も愛用されている方がいるとのことらしいですが、私は友人に勧められて冷え性、生理痛対策などを期待して始めました。

やはり漢方は、ドラッグストアに並んでいるサプリメントのように安くはありませんね(汗)私にとって高価な漢方なので、適量より少し控え目にして飲み始めました。

その効果は?

飲み始めて二週間くらいすると、寝汗をかくようになりました。これは、血流が良くなったせいかもしれません。

そして、血色の悪かった顔色は、ほんのり赤く、チークをのせたようなほっぺたになりました。

そして漢方薬局の方に舌を見てもらったら、前より舌の状態が健康的になっていると言ってもらえましたが、舌の変化は自分ではよく分かりませんでした。

心なしか、以前より手足の先が冷えていない気もしましたが、これは気分的なものもあるかもしれないので、正確にはよく分かっていません…(苦笑)

しかし生理痛は確かに少なくになったように思います。

漢方をやってみて思ったこと

例えば私の場合、生理痛で苦しんでいる時に心から幸せを感じろと言われても、そんな修行僧みたいなことはできません。

かといって、いくら「生理痛なくなれ!」「冷え性なくなれ!」って思ってみても、なくなってはくれません。

そんなときに、漢方などでそれらの辛い症状が少しでも改善されれば、生理痛に対する憂うつも、寒さに対する嫌悪感も少なくなります。

もし、心のイライラが体からくるものであれば、体に働きかけることで、心の不調を改善するという手段もあるんですね。

心の問題は心でしか解決できない!と頑なになるのではなく、必要に応じて漢方などで体質から改善して、それで心も体も健康に穏やかになるのであれば、それも一つの方法だと思うようになりました。

漢方と合わせて取り入れたいもの

バスルーム

漢方医学の本質は、健康的なライフスタイルをつくっていくことです。

なので、翌日から劇的な変化を期待するものではなく、少しずつ体質を改善していくというスタイルなんですね。

しかしこれは、生活習慣にも言えることだと思います。

漢方は、直接体の中に取り入れることで体質を改善していこうとしますが、生活習慣が荒れ果てていてはやはり意味がないと思うんですね。

そのためには、生活リズムを整えたり、バランスの良い食事を摂るなど、基本的な生活を見直すことも大切だと思います。

しかし子どもが小さくて、なかなか思うように生活リズムを整えられなかったり、十分に睡眠がとれないということもあるかと思います。

そんな時は、好きな香りをかいだり、日中でも疲れたら少し休むなど工夫して、外側からのケアも視野に入れるようにすることが大切です。

どんなに工夫しても、やはり子育てにストレスはつきものです。しかし、その人にとって強すぎるストレスはいずれ大きなバランスの乱れとなってしまいます。

今はどうしてもストレスを避けられないという場合には、メリハリをつけて身体を休ませる時間もとるなど、何らかの工夫をしていくことが大切です。

そういった工夫の中のひとつとして、漢方を上手に取り入れてみるということもできるということです。

漢方は自然の植物、鉱物、動物の原料を使っているので効果は穏やかですが、体の乱れを徐々に整えていくことができます。

そして種類が豊富な漢方薬を選ぶ際は、自分の症状や体質に合わさなければならないので、漢方薬局や専門の診療科で見てもらうことをお勧めします。

ちなみに、医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になるみたいですので、そういったものも上手に使ってみてもいいかもしれませんね^^

 

スポンサードリンク



コメントを残す

このページの先頭へ