父親が子育てにイライラする/理由と対処法まとめ

子育てにイライラしてストレスを感じるのは、母親だけではありません。
父親も同じように子育てでイライラするものです。

特に男性は、「父親になる」という自覚が十分に育たないまま子どもを迎える場合が多く、父親になりきれないという男性も多いのです。

そこで、父親が子育てにイライラする内容や理由を知り、改善策を考えてみましょう。

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妻が妊娠。その時夫は?

女性は、妊娠が発覚し、つわりが始まり、胎動を感じ、お腹が大きくなり…といった、身体に起こる変化と共に「ここに赤ちゃんがいる」「自分がこの子の母親なんだ」ということを実感していきます。

女性であっても、身体にそうした様々な変化が現れるまでは「本当に私妊娠しているの?」と実感が湧かない方が多いものです。

一方夫はというと、妻の妊娠が分かり、喜びはあるものの実感としては何も持てません。

妻がつわりでしんどそうな様子を見ても、お腹が大きくなっていっても、自分の身体で感じているわけではないので女性より遥かに「父親になる」という実感が湧きにくいのです。

実際、父親男性にアンケート調査が行われた結果、妻の妊娠が分かって「自分は父親になるんだ!」という実感を持った男性は3割ほどだったそうです。

そして、出産に立ち会うことで「父親になった」という実感を持った男性は5割ほど。

ということは、残り5割ほどの夫は、子どもが産まれて子育てがスタートしても、まだ父親としての自覚が持てないままなんですね。

父親の自覚が持てない状態で子育てがスタート

母親は、大変な出産を終えた瞬間から24時間、母親業がスタートします。

その代表といえば、まずは母乳ですね。

母乳をあげることにより女性はオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されるので、我が子への愛情が強まります。

赤ちゃんにとっても母乳=母は自分の命を守るものです。

こうして母乳をあげることで母子の絆はぐんと深まります。

しかし父親の方はと言えば、赤ちゃんが産まれても自分の生活自体はそれほど大きく変わることがなく、いつものように会社に行き、仕事をする毎日です。

妊娠、出産を経験していないだけでなく、子育てに関わる時間も圧倒的に少ない父親にとっては、母親に比べて「親」になったという自覚が大変芽生えにくいのです。

先ほど、5割ほどの男性が「父親」としての自覚を持てないままだという結果を見ましたが、多くの男性は赤ちゃんが大人とコミュニケーションがとれるようになる8カ月くらいになってようやく「父親」としての実感を持てるのだそうです。

母親としては、8ヵ月までというととても大変な時期です。

その間に父親になりきれない夫を見ると、苛立ちやもどかしさを感じることも多いとは思いますが、男性と女性の役割の違いや、男性の生活環境を考えると、男性が「父親になりきれない」ということへの理解も必要なのかもしれまんせんね。

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夫はなぜ父親になりきれないのか

子育てにイライラする父親が「父親になりきれない」理由や、子育てが上手くできない原因についていくつか挙げてみましょう。

どれが当てはまるでしょうか。

仕事と子育ての環境はちがいすぎる

会社

多くの男性は、主に会社で働き稼ぐことが仕事です。

会社の仕事には、規則があり、マナーや秩序があり、計画やノルマなどがあります。

要は「大人」の社会です。

窮屈なようにも感じる社会ですが、男性はその社会に適用するようになります。

その空気にうまく適用できなければ大きなストレスとなってしまうので、ある程度型にはまることに慣れていくのです。

しかし一方子育てはというと、型にはまることが全くありません。

赤ちゃんには規則も、マナーも、ルールも、計画もあったものではありません。
要は「自由」そのものです。

そんな赤ちゃんのお世話は会社の仕事とは全く勝手がちがうため、会社の仕事に慣れている男性にとっては予測のできない「苦手なもの」なのです。

今では共働きの夫婦が増えているため、当然母親にもそれは当てはまることなのですが、「父親になる」という自覚が持てずにいる男性にとっては特に当てはまることでしょう。

ルールがなく自由な子どもについイライラしてしまうのは、あまりにその「自由さ」に慣れていないというのも一つでしょう。

理想の父親像が描けない

ハテナ?

これは父親も母親も同じことですが、自分に子どもができて子育てをする上で影響が出てくるのが、自分の親との関係です。

親との関係をうまく築いてこれなかった人は、子育てにおいて自分がどういう親になればいいのか分からないという場合が多いのです。

家族の幸せな思い出や経験が出来なかった人は、理想の家庭像、理想の親子関係がどういったものなのか想像しにくく、「どうしていいのかよく分からない」となってしまうこともあります。

子どもへの愛情の示し方や接し方が分からないので、親としての自信が持てずに自分にも子どもにもイライラしながら過ごしてしまいます。

この場合は、やはり親との関係性に問題の根があると思うので、そこを重点的に見直した方がいいだろうと思います。

両親との関係が修復でき、親へ感謝することができたとき、「我が子にとってどういう父親になりたいか」と描けることが多いと言います。

大人になりきれない父親もいる

子ども男性

結婚することを、とても幸せで楽しく、恋愛の続きのように思って結婚する人もいます。

もちろん、結婚生活とは楽しく幸せなものではありますが、独身のような自由があるわけではありません。

自分の為だけではなく家族を養うために働かなくてはいけませんし、お金だって今までのように自由に使えなくなります。

今まで全て親に任せっぱなしだった生活を自分で管理して創っていかなければならないので、色々な制限も出てきます。

子どもが産まれれば、更にその責任や制限は多くなります。

その制限も含めて結婚生活を幸せなものにしていく努力が必要なのですが、そのことに対する覚悟を持たないまま結婚し、子どもが出来てしまうと、自由のなさと責任感の重さに耐えられなくなってしまいます。

結婚生活は、自分だけの幸せや自由を考えるものではなく、家族の幸せと自分の幸せを一緒に考えて創っていく姿勢が必要なものです。

表面的な楽しさを繰り返すだけではなく、一人の人間として更に成熟できる深い喜びを伴った機会でもあります。

しかし大人になりきれないまま結婚し、子どもを持った人は、「自分の時間が持てないのは嫌だ!」「子どもは邪魔だ!」となってしまいます。

子どもが出来て立場上では父親になっても、心は息子のままなのです。

この場合は、少しずつでも成熟した大人になり、立場上の親ではなく「子を幸せにする親」になっていくことが必要です。

成熟した大人になるためには、まずは夫婦関係を見直すことが早いように思います。

良い夫婦関係、パートナーシップを築くには、間違いなく相手を思いやる心が必要です。

自分のことだけを考えていては、良い夫婦関係を築くことはできません。

子どもへの対応と違い、大人同士であれば意志疎通がやりやすいため「良い親」になるより「良いパートナー」になることの方がハードルは低いはずです。

良い夫婦関係を築けていれば、子育てにおいても支え合い、協力し合うことができます。

どちらか一方がイライラしてしまったとしても、パートナーが上手くフォローすることもできます。

良い夫婦関係に生まれてこれた子どもは間違いなく幸せでしょう。

父親にだってサポートが必要

男性 イライラ

幸せな子育てをするにあたって必要なのは、夫による妻へのサポートです。

夫のサポートがあってこそ、妻は安心して子育てをすることができます。

しかし、サポートが必要なのは妻だけではありません。

夫もまた、妻によるサポートが必要なのです。

最初にも書いた通り、夫は「父親」としての自覚が育ちにくい環境にあります。

子育てに関しても、圧倒的に母親の方がやることが多く、子どもに接する時間も多いですね。

すると、夫としては「父親」としての自信や経験が持てないまま時が過ぎてしまい、「支えようにも、何をどうしていいのか分からない」という状態になってしまいます。

そこで必要なのが、妻のサポートです。

夫がこれから父親としての自覚や自信を育てていこうという大切な時に、「そんなことも分からないの?」「これくらい出来るでしょ!」「へたくそだなぁ~!」なんて言ってしまうと夫が子育てをしたくなくなるのは当然のこと。

夫よりいち早く「母親」としての自覚が芽生え、子育てが始まり、夫より遥かに子どもと一緒にいる母親よりも、夫がうまく「父親」をできないのは当然です。

そんな夫が、少しでも早く「父親」スイッチを入れられるように、自信の持てる「父親」にしてあげられるのは妻の役割でもあります。

★「私もまだ上手に出来ないから、一緒におむつ替えるの手伝ってほしいな」と夫の助けを求めてみる。

★「お風呂の時はどうしてあげたら気持ちいいかな」と一緒に考えてみる。

★「パパに抱っこしてもらうと嬉しいね」と一緒に子どもとのスキンシップを楽しむ。

夫 抱っこ

そして、母親よりも上手くできなくても、それを注意したり指摘したりしないのも大切です。

慣れていないものを最初から上手くできる人なんてほとんどいませんし、それは妻も同じこと。

「これから二人で一緒に上手にできるようになっていこう」というくらいのゆったりした気持ちで、夫の「父親になろうとする姿勢」を認めてあげることが大切ですね。

そして夫の努力を素直に喜び、「あなたの支えがあるから慣れない子育てだけど安心できる」「協力してくれる姿勢がとても嬉しいよ」と伝えていきましょう。

妻と夫、「親」としての自覚が芽生えるまで多少時間差はあったとしても、どちらもそれぞれの役割をもって頑張っています。

お互いに上手くサポートし合って「子どもを幸せにする父親・母親」になっていこうという姿勢で協力することが大切です。

父親が子育てをすると、じつは仕事力もアップする!

会社3

赤ちゃんは、自由で融通が効かず、自分の欲求が通らないと泣くばかりです。

しかし父親が赤ちゃんのお世話をすることで、次第に赤ちゃんが今何を求め、どんな気持ちなのかを感じ取る感性が身についてきます。

男性は、女性に比べて人の心を感覚的に察するということが苦手とされているのですが、子育てをすることでこの感性を育てることができるのです。

すると、妻が今何を求めているのか、どう感じているのかということも感覚的に察することができるようになります。

このような感性が身につくことは、仕事においても大きなメリットです。

上司や部下やお客様が今何を求めているのか、何をしてほしいのかということに対して、感覚的になんとなく分かるようになるからです。

これは社会で働く男性にとっては大きな武器となります。

また、融通の効かない子どもや、思い通りにいかないことばかりの子育てに向き合う時間は、確実に忍耐力や物事に対する柔軟性、解決力を育ててくれます。

これらの器量は仕事をする上で大きな長所となるでしょう。

子育てはただイライラして疲れるばかりの損な時間ではなく、仕事人としての能力を磨く訓練にもなるのです。

父親が子育てに積極的になることは家族みんなの幸せになるだけでなく、自身の仕事力の向上にも繋がる出世道でもあります。

子育てにイライラする父親を脱出!

母親も子育てでイライラすることは当然ありますが、父親も同じように子育てでイライラするんですね。

しかし、父親が子育てとうまく付き合うことが出来るようになれば、そのメリットはいくらでもあります。

子育てにイライラする理由を知り、それと向き合い解決する道は、間違いなく自身の成長と家族みんなの幸せを実現するチャンスです。

妻の役割は、子育てにイライラしてしまう夫を責めず、上手く子育てに参加できるようにサポートしてあげること。

夫の役割は、子育てにイライラしてしまう原因と向き合い、自身の成長の糧として前向きに解決していこうとすること。

子育ては、慣れない最初の間は誰でも戸惑い、不安を感じ、疲れたりイライラしてしまうものです。

それでも、そうした感情を通して親自身が成長することができるのもまた子育ての醍醐味です。

一見困難なように思われることでも必ず、自分を更に幸せにしてくれる価値を秘めています。

ぜひ、その価値を自ら掴んで、幸せな家族の形を実現してみてください。

 

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