眠れないママの為の安眠ガイド/子育てのイライラ

子育ての大きなストレスのひとつに、「ゆっくり眠れないこと」があります。

原因はいろいろとありますが、いずれにしても睡眠不足が続くことでイライラしたり、育児ノイローゼに繋がってしまう場合もあります。

今回は眠れない理由や原因と、その対処法を見ていきましょう。

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子どもの授乳、夜泣きが原因で眠れない

赤ちゃんの授乳や夜泣きでまともに眠れないお母さんはとても多く、皆さんストレスを抱えています。

子育てで一番大変だったのは夜泣きだったという方もとても多いです。

ここで一冊の本をご紹介したいと思います。

夜泣き専門保育士の清水さんが書かれた赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド [ 清水悦子 ]という本です。

清水さん自身、生後6ヶ月から始まった娘さんの夜泣きに悩まされて、育児ノイローゼ寸前だったそうです。

家庭崩壊の危機を感じ、それを解決するために研究し始め、今では夜泣き専門保育士としての活動をされています。

清水さんは本の中で、「必要なのは我慢ではありません。我慢では何も解決しません。行動をしていきましょう。」と言われています。

そして、全ての子どもの夜泣きが完全に治るわけではなくても、夜泣きは確実にラクになるものだとおっしゃられています。

この本を読んだ多くの方が効果を実感されており、感謝のお便りが沢山届いているそうです。

そこで、今回はこの本に書かれている内容の一部をご紹介していきたいと思います。

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赤ちゃんの体内時計

生まれたばかりの赤ちゃんには、まだ昼夜の区別がないので数時間ごとに寝たり起きたりを繰り返します。

また、お腹の中にいた頃は母体に負担をかけない為に、日中よりは夜中に動くことが多いとも言われています。

生まれてすぐはまだ体内時計が働いておらず、生後一カ月あたりから働き始めます。

地球の時間に合わせて上手く体内時計をつくっていける赤ちゃんは、生後3~4ヵ月くらいになると昼と夜の区別がつくようになり、生後半年頃には安定した睡眠リズムをつくれると言われています。

地球の時間に合わせた体内時計をつくるときに大切なのは、「朝昼は明るく賑やかに、夜は暗く静かに」過ごすことです。

そしてこの体内時計が赤ちゃんの夜泣きに大きく関係していると清水さんは言います。

体内時計2

体内時計がきちんと作られている場合

体内時計がしっかり身についている赤ちゃんが夜泣きをする場合は、主に朝起きる時間が遅いことに原因があると清水さんは言います。

起きる時間が遅いとその日の体内時計は後ろにずれていってしまうために、それが何日も続くと昼夜が逆転してしまうんです。

しかしこの場合の夜泣きであれば、年齢が上がっていくにつれて自然と治っていくことがほとんとです。

理由は、家族みんなで昼食をとるようになったり、保育園や幼稚園などの社会生活を送ると共に自然と体内時計がリセットされていくからです。

これがいわゆる、「夜泣きは時期的なものだから、もう少しの辛抱よ」と言われるものです。

体内時計が作られていない場合

上のように、体内時計が作られている場合であれば、夜泣きはそのうち治ります。

しかし、今の夜泣きに多いのは、どちからというとこの「体内時計がうまく作られていない」方の夜泣きです。

この場合、睡眠リズムに規則性がなく、全体的に眠りも浅く、お昼寝もうまくできないことが多いみたいです。

そして、年齢が上がってもなかなか改善されず、酷い場合は幼児の不眠症に繋がることもあるのだと言います。

この場合は、体内時計をきちんと作っていく必要があります。

体内時計がきちんとつくられていないと、常に時差ボケをしているような感覚で不快なので、日中も赤ちゃんは不機嫌になりがちです。

体内時計は光の強さに敏感なので、「朝昼は明るく賑やかに、夜は暗く静かに」過ごすようにしましょう。

夜中に赤ちゃんが目を覚ます現象

赤ちゃんの眠りは、私たち大人の眠りに比べてずっと浅いと言われています。

その為、ぐっすり眠っているようでも一時間以内でちょこちょこ起きてしまうことがあります。

大人の場合はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の1セットにかかる時間が90分~120分なのに対して、新生児の場合は1セット40分~50分、生後3ヶ月で50分~60分、2歳で75分、5歳でようやく90分くらいだと言われています。

赤ちゃんんは、眠りが浅くなった時に次の深い眠りに入るとき、うまく切り替えができずに目を覚ましてしまうことが度々あります。

そして、眠りそのものが浅い赤ちゃんは、常に起きやすい状態でもあります。

その為、赤ちゃんが夜中に目を覚ましてしまうことはごく自然なことなのです。

起こさないで!赤ちゃんの寝言泣き

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私たちが寝言を言うように、赤ちゃんも寝言を言います。

しかし言葉が話せない赤ちゃんの場合は、寝言ではなく「寝言泣き」となります。

また、寝言泣きだけでなく、身体をびくっと動かしたり、手足をバタバタさせることもあります。

しかしこれは大人の寝言と同じ現象で、必ずしもお母さんに何かを要求しいるわけではないことも多いのです。

しかし、この現象をみると私たちはつい、オムツかな、おっぱいかな、寝付けないのかな、と心配してあれこれとお世話をしてしまいます。

すると赤ちゃんとしては、ただ寝言を言っていただけなのにその都度起こされてしまうので、夜中に目を覚ます癖がついてしまうのです。

赤ちゃんのグズりが、何らかの要求なのか、それともただの寝言泣きなのかを区別するためには、2~3分何もせずに赤ちゃんの様子を観察してみましょう。

寝言泣きの存在を知らないと、お母さんのお世話が赤ちゃんの夜泣きを作り出してしまうこともあります。

まちがった寝かしつけ

次に見直したいのは「寝かしつけのやり方」です。

赤ちゃんは、ママが無意識に始めた寝かしつけの方法を、「安心して眠るための条件」として覚えていきます。

その結果、赤ちゃんは自分が安心して眠ることができるように「いつも同じように寝かせてくれること」を強く望むようになります。

ということは、寝かしつけのやり方がお母さんにとって手のかかるものであればあるほど、お母さんは毎回大変な思いをして寝かしつけなければなりません。

例えば、赤ちゃんが目を覚ました時に抱っこして部屋を歩き回ったり、立ってゆらゆらと抱っこしてあげながら寝かしつけている場合、赤ちゃんにとってはそれが眠りにつく前の当たり前の条件になります。

すると、赤ちゃんが目を覚ますたびに、寝かしつける為にそれをやらなければならなくなるのですが、それは大変なことです。

眠たいので座ってゆらすと、赤ちゃんは「そうじゃないー!」と言って泣き続けることになり、お母さんはそれが苦痛で睡眠不足とストレスが溜まってしまいます。

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今の寝かしつけがお母さんにとってさほど負担になっていないのであれば変える必要はありませんが、もし寝かしつけが苦痛で仕方ないのであれば、やはり変えていくことも必要です。

一度赤ちゃんの身についてしまった寝かしつけを変えるのは大変ですが、その後の負担はぐっと減ります。

寝る前の絵本を習慣にしてみたり、お腹や背中、お尻を一定のリズムでトントンしたり、一緒に寝ていることが分かりやすいように体をぴたっと寄せ合うだけでも子どもは安心して眠りにつくことができます。

赤ちゃんを寝かしつけるには、抱っこしたりゆらゆらしたり、おっぱりをくわえさせないといけないというのは、実はお母さんの思い込みであって、別の方法でも赤ちゃんは寝てくれるようになる場合が多いんだと清水さんは言います。

赤ちゃんが安心できるやり方であれば、どんなに手を抜いた方法でも立派な寝かしつけになります。

「赤ちゃんは安心できて、ママは楽ができる。」これが理想ですよね。

早く寝てほしいと思えば思うほど寝てくれない赤ちゃんの不思議

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子どもを早く寝かしつけて、その後にやりたい事をしようと思っていると、「早く寝てもらわないと」という気持ちが子どもに伝わるのか、不思議と子どもはなかなか寝てくれないことがあります。

反対に、親が子どもと一緒に眠ってしまうと不思議と子どもの寝つきも良いということがあります。

日中は子どものお世話で家事ややりたいことが出来ない分、つい子どもが寝た後にやってしまいたくなりますが、その時に子どもが思うように寝てくれないとイライラしてしまいます。

そのイライラが子どもに伝わり、更に子どもはぐずって眠れないというループにハマってしまうのです。

子どものリズムに大人の都合を入れると、どうしてもイライラしやすくなります。

「やらなければならないこと」を極限まで減らして、子どもと同じペースで自分も一緒に寝て起きるというスタイルをとってしまうと、大人の都合でイライラすることも減ります。

産後のママはホルモンバランスの影響で眠らなくてもいい身体になる

ここまで、少しでも母親の負担や赤ちゃんの夜泣きが改善される方法を見てきました。

しかし、赤ちゃんは眠りが浅いことや、日中の刺激に慣れていないことなどが理由で、夜泣きが完全になくならないことも当然あります。

加えて授乳やオムツ交換などのお世話があるために、母親の睡眠時間が少なくなるのは避けられません。

しかし、じつは産後の母親の身体はこういった「睡眠不足」に耐えられるようにできています。

産後は母親のホルモンに変化があり、脳から「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。

このプロラクチンは、母乳の分泌を促したり、短時間の睡眠でも体力を回復させてくれる作用があります。

更に、妊娠後期になると眠りが浅くなったり、眠る時間が短くなったりしますが、これも産後にやってくる睡眠不足に身体が耐えられるように準備しているのです。

なので、今までのように眠れなくて睡眠不足が続いても、身体の方はじつは適応できているので、あまり心配することはないんですね。

その代わり、夜中にまとまった睡眠をとっていない分、日中であっても子どもが昼寝をしている時には一緒に眠ってしまいましょう。

実は昼寝には夜中の睡眠よりも疲労回復効果があり、午後にたった10分の簡単なお昼寝をするだけでも、午前中の疲れがとれると言われています。

夜中の「ちょこちょこ睡眠」に身体が適応しているとは言え、睡眠がそれだけだとやはりフラフラしてしまいます。

育児の疲労を溜めないようにするためにも、日中はできるだけ子どもと一緒にお昼寝してしまいましょう。

赤ちゃん 添い寝

もし眠ることができなくても、人はたった十分目をつぶるだけや、横になって全身をリラックスさせているだけでも身体の疲労を癒すことができます。

世界の第一線で活躍している人や、人並み外れた激務に耐えられる人は、実は日中のつかの間の休息をとても大切にされています。

普通人は疲れてから休もうとしますが、本当は「疲れてしまう前に休む」のがベストだと言われています。

子どもが寝ている間に家事をしようとしたりせずに、一日に何度も休息をとることで疲れを溜めないようにしておくことが大切なんですね。

眠れない… ひとりで悩まないで

「ママ、ひとりで悩まないで」これは、著者の清水さんからのメッセージです。

子育ては、周りの助けがないとできません。

多くのお母さんがまともに眠れず、子どもの夜泣きに悩んで辛い思いをしています。

しかし、それを一人で抱え込んでしまってはいけません。

子どもの夜泣きに苦しんでいる時、隣で寝ている夫の気の抜けた寝顔を見て、無性にイライラした経験がある人は多いでしょう。

しかし、夫と妻では身体のしくみもホルモンのバランスも違うため、夫には本当に赤ちゃんの泣き声は聞こえていません。

また、日中も子どものお世話をしていない夫にとっては、子育てがどれほど大変なものかも分かりません。

それは、言葉で伝えて、素直に助けを求めて、始めて理解してもらえることなのです。

察してくれることを期待して待っていては、いつまでたっても願い叶わずイライラするだけとなってしまいます。

また、夫でなくても、子育て広場や支援センター、ベビーマッサージなどに行って相談するのもひとつです。

一人で頑張ろうとしないで、しっかり周囲に伝えて頼りましょう。

赤ちゃんが求めているのはママの笑顔です。

赤ちゃんが笑ったら、笑い返してあげる。赤ちゃんが泣いたら、声をかけてあげることで赤ちゃんの心が育ちます。

しかし夜泣きが辛い時、育児ストレスで疲れきっている時、心に余裕がなくなるため当たり前のことすらできなくなります。

そんな時は、赤ちゃんの為にもまず、「自分が笑顔になれるためにできること」を考えてみてください。

今までのやり方では笑顔になれないのであれば、他の方法をとっていきましょう。

それは、自分の価値観で、自分の性格や好みに合わせて選んでいけばいいと思います。

あなたにとってベストな方法で楽に子育てができるようになることを応援しております。

今回紹介させていただいた本「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」には、生活リズムの整え方、寝かしつけ方を変えるのタイミングや注意点、赤ちゃんの年齢に合わせた睡眠リズムなど他にも色々と書かれています。

夜泣きや寝かしつけで悩んでおられる方は是非参考にしてみてください。

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