イライラ…子育てに疲れたら…夫へのメッセージはこうです。
子育てに疲れた…もう少し優しくしてほしい…。もう少し理解してほしい…。もう少し支えになってほしい…。私はそんなに強くない。夫にも子どもにもイライラしてしまう。そんな自分が辛いんだ。もう限界なんだ…。そんな時は、我慢しちゃだめです。子育てに疲れた時、夫の心に届くメッセージをつくりましょう!
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子育てのイライラ、疲れを夫に分かってほしい
子育てにイライラしてしまう、子育てに疲れてしまった、それを夫にどのように伝えたらいいのか悩んでいる声を聞いてみたいと思います。
Yahoo知恵袋さんから、お悩みの声を拾わせていただきました。
この方は30代の専業主婦さんで、お子さんは6歳と3歳。
ご主人は悪い人とかではなく、周りからも評判の良いとのこと。
ただ、妻は夫の態度が自分に対して冷たいように感じてしまうらしく、子育てに疲れて、夫へのイライラが募って毎日が辛いんだそうです。
妻の性格は甘えベタで、気持ちを伝えるのが苦手で、でもこのイライラをわかってほしくて…という気持ちを抱えています。
以前に自分の気持ちを伝えたことがあったらしいのですが、その時は上手く自分の気持ちを伝えられず、余計に夫を怒らせてしまったようです。
これから妻も働くことを考えていて、もしかしたら働くことで今の状況も変わるかもしれないという期待があります。
だけど、それはごまかしにしかならない、今のこの気持ちを伝えないと、根本的には何も変わらないとも感じておられます。
じゃあ、今のこの気持ちを上手に夫に伝えるには、どのような伝え方がいいんでしょうか。
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ありのままの心の声を聞いてみる
まずは、妻のありのままの気持ちを聞いてみましょう。それがこちらです。
私は疲れている。
かなりまいってる。
精神的にも体力的にも。
心が凝り固まってる感じ。そして、夫は、それを分かっているのかいないのか、分かっているのに知らんぷりしてるように感じる。
毎日毎日毎日子供たちと一緒にいるということ。
子育てを6年してきて、限界にきている。子どもの寝起きが悪くて、それをなだめて、ごはんとお弁当をつくって。
ごはんイヤだと言われて、好き嫌いも多くて、外に行けばずっと抱っこ。おかしちょうだいの連発で、昼ごはんはつくってもイヤと言われ、上の子の公園に付き合って。
その後すぐに夜ごはんの支度して、片付けして、2人のけんかが始まり、ごはんはなかなか食べないし…。
それから寝かしつけて、寝てるときも2人にかこまれて、狭い中で寝るから熟睡もできない。子供が2人とも、手のかかる子になったのは私の育て方が原因?と悩んだり。
大変な子と思うのは私に余裕がないせいか?とか思って悩みはつきない。もちろん、子供はかわいいと思ってる。
でも、今は大変すぎて、あまり余裕がないみたい。普段は子供にイライラをぶつけないようにしたいけど、ぶつけてしまうことも多い。悪いなと思いながら。
やりたいことを遮られる連続からのフラストレーションも、もちろんある。
けどそれとは別のところにも奥深いものがあると気づいた。夫といる時は、夫へのイライラもつのって、さらに子供にあたる感じになってしまう。
夫は「俺も色々手伝ってるだろ」と言いたそうだけど、淡々と無言でいる。
それも夫の優しさだと思い込もうとするけど、なんだか思えないんだ。
ありがたいことなんだけど。
頼んでもすぐ返事しないし、嫌そうにされるとそれをまた聞くのもいやだ。子供たちが私にべったりで動けない時も、私が言わないと夫は動いてくれない。
毎日毎日私はべったりな子どもでがんじがらめになって動けないのに…優しくされたかったら自分からしろ、と人はいうけれど。
でも優しくできないんだ。
そんな自分も嫌だけど、どうしても気持ちに余裕がなくて優しくなれない。
夫にだけじゃなく、友達にだって些細なことでイライラしたりしてしまう。更に、イライラしている私を夫が軽蔑のまなざしでみているように感じてしまう。
冷たい表情に見えてしまう。
そんな夫に優しくできない。本当にさみしくなる。
そんな夫ももちろん、こんな私に優しくできない。夫は優しさがある人だとは知ってる。
でもそれをうまくうけとれていない。私も夫も不器用なんだろう。
夫は気遣ってくれることがあるけど、わかりにくい。言葉では言わない人だからかな。
きっと仕事で疲れてるんだな、社会にでて毎日大変で、お金を稼いできてくれてる、それは感謝してる。でもでも…夫には1人の時間がある。子供と離れる時間がある。
それだけでうらやましいと思ってしまう。2人の子供なんだから育児は2人でするものだと思う。
ただ…結局のところ、私はただ優しくしてほしいんだ。
評価してほしい。
本当は甘えたい。私だって甘えたい。
こんなイライラしている私を本当は受け入れてほしい。わかってほしい。
毎日の子育て。休みなくやってるのに、誰にも認めてもらえない。愛情も感じられない。
そんな毎日に疲れきってしまっているって気づいた。夫としての優しさって何?
妻に対して、わかってあげようとする気持ち、どうしたら良くなるかとか、努力しようとしてくれようとする気持ち。
言葉と態度で。
ごはんをつくっても無言だし、「疲れた」と言われても労わる言葉も出てこない。
夫の方から私が1人になる時間をつくってくれようとはしてくれない。
(私から頼むとひきうけてくれるけど、提案はしてくれない)子供たちもかわいそう。夫婦が仲良くなくて、ママはいつもイライラして。
でも余裕がないと優しくしてあげられない。だけど本当はこう願ってる。家族みんなで幸せに暮らしていきたい。
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
心の声から、何が見える?
素晴らしいですね。とても心のこもったメッセージだと思います。正直で、素直で。
これはぜひ、夫に伝えてこの気持ちを理解してもらいましょう。
悩んでおられるこのママさんは、普段は甘え下手で、気持ちを伝えるのが苦手ということですね。
それでも、これだけ自分の心の声に耳をかたむけれるなんて、すごいなぁと思います。これだけ気持ちがこもっていれば十分ですよね。
じゃあ、どのような言い方でこの気持ちを伝えると、夫の心に届くのかを考えたいと思います。
まず、夫の良いところは、悪い人ではない、周りからの評判が良いというところですね。
それは妻自身も感じているところで、「優しさがある人」という言葉にもなっています。
ただ、夫は少し言葉数が少ないみたいですね。子育てに関する労いの言葉がなかったり、お料理に対する感想がなかったり。
あとは、自らの意思で、妻が1人になる時間をつくってくれようとはしてくれなかったりするんですね。
妻は夫の良いところを分かってはいるものの、どうしても寂しい気持ちが勝ってしまい、優しくなれないんですね。
分かっちゃいるけどできない。この方は、ほんとは誰に対してもイライラなんてしたくないんですよね。だけどやめられなくて。そんな自分でいるのが辛くって。
だからせめて夫にだけはこの気持ちを分かってほしい。ありのままの私を受け入れてほしい。
そしたらまた、私もあなたに優しく出来る気がするから…。
でも、この方の素晴らしいところは、ハッキリと自分の願いを明確に持っておられることです。
それは、「家族みんなで幸せに暮らしていきたい」という思い。
これね、とても大切なんです。
自分の望むものがハッキリしていること。
この方は、家族みんなの幸せを願っている優しい女性です。
とても素敵な妻で、優しいお母さんだと思います。
だから絶対に大丈夫ですよ。
必ずこの気持ちは届きますし、家族みんなにとって幸せな家庭をつくることができます。
ただ、自分の気持ちを伝えるのが苦手ということなので、それを解決していきましょう。
夫へ伝わるメッセージのつくりかた
まずは、ありのままのメッセージを自分で聞きましたね。そう、上記で紹介させて頂いたメッセージです。
でもそれは、自分で確認するだけでいいんです。あまり長いと間延びしてしまうし、聞く方も辛くなると思います。
書いてあったように、子育ては毎日本当に大変ですよね。子どもの様子や、それに振り回される母親の苦労があります。そしてそれが分かるように、一日の流れが細かく書かれていましたね。
妻にしてみれば、こういった苦労の全てを理解してほしいことと思います。
自分が毎日どんな思いで子育てをしていて、どんな思いで家事をしていて、それがどれだけ大変かということ。
それを分かってくれていないから、きっと夫は労ってくれないんだと思ってしまう。認めてくれないんだと思ってしまう。
それを分かってくれさえすれば、もっと私に優しくしてくれるはずだと思ってしまう。
でも実は、きっとそうじゃないんですね。
私たちは寂しくなると、重要な部分をはき違えてしまうんです。
ついつい形や条件の方を見てしまう。「これさえあったら…」「ここさえ直してくれれば…」
でもこの女性の願いは、「家族みんなで幸せに暮らしていきたい」ということなんです。
毎日の苦労を理解して、もっと優しくしてもらいたい。受け入れてもらいたい。という気持ちは本当の気持ちだと思いますが、最終的な目標は「家族みんなが幸せに暮らす」ことです。
そして、彼女にとっても家族にとっても、ここが一番大切なものなんです。
だからまずはここを夫に伝えることが大切なんですね。
そこで、メッセージの中でも重要な部分だけをピックアップします。
・私は、家族みんなが幸せに暮らしていけることを一番に願っている
・だけど、今は子育てに余裕がもてなくて、ついイライラしてしまっている
・そのせいで、あなたや子どもに対して優しくできていないことに悩んでいる
・自分でもどうしていいのか分からなくって、あなたにも上手く伝えられなくて、ずっと辛かった。
すごく短くなりましたね。
これじゃ、ぜんぜん妻の今の苦労が伝わらないし、夫に足りないって感じていることも言えてないじゃないって思いますよね。
だけど、それでいいんです。
このメッセージの目的は、「家族みんなが幸せに暮らしていくこと」であって、日頃のうっぷんを伝えるためのメッセージではないんですね。
相手を責めない、自分を正当化しない、これは自分の気持ちを伝える上でとてもとても大切なんです。
家族の状態がものすごく良ければね、たまにはこうした愚痴も夫に聞いてもらったらいいと思うんですよ。
だけど今はまず、夫との関係や、自分の状態を良くしていくことが大切なんですね。
「今は色々なことが上手くいっていないけれど、私は本当は家族みんなで幸せになりたいと願っている。」
これが一番大切。
ここをしっかりさせておけば、じゃあ上手くいっていないことをどうやって解決していこう?っていう気持ちになれます。
もちろん、家族の協力が必要です。
だから、夫にも「一緒に幸せな家庭をつくっていこう!」って思ってもらう必要があるんですね。
人は、願っている芯の部分は一つなのに、それにくっついている形や条件ばかりに目がいってしまうことがよくあると思います。
そして願いは一つなのに、その伝え方は何通りもあります。
条件じゃなくて自分の芯の部分をしっかり見つめて、ちゃんと届く伝え方をすれば、それは相手に届きます。
とことん素直になる
じゃあ、この重要なところだけを文章にすると、私だったらこんな風に言います。
「あのね、ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけど、少し大丈夫?
じつは前から悩んでいることがあって、どうしても見て見ぬフリができなくて。
私、一番の願いは、家族みんなが毎日笑顔で、幸せに暮らしていることなんだ。
家庭に不満をもったり、言いたいこと言えずに無理やり我慢したり、私もあなたも子どもたちもそんな風に思うことなく、家族みんなにとって居心地のいい、幸せな家庭にしたいって思ってる。
だけど私、ずっと子育てに余裕がもてなくて、子どものしつけとかも上手くできてるか不安で、いつの間にかひとりでいっぱいいっぱいになってた。
だからね、あなたに対してもずっと、優しくできなかった。ごめんなさい。
私、上手に甘えることが出来なくて、上手に気持ち伝えることもできなくて、だけど本当はもっと頼ったり、私にも甘えたい気持ちがあった。
だけどそれが出来なくて、辛かったし、寂しかった。
あなたが何を考えているかもよく分からなくて、上手くコミュニケーションがとれていないような気がしてた。
あなたはきっとそんなつもりはなかったんだと思う。私が勝手に距離を感じて、寂しくなってただけなんだだと思う。
だから素直に伝えれば良かったかもしれないけど、ずっと言えなかったんだ。
だけど私、やっぱり家族みんなにとって幸せな家庭をつくることを諦めたくないって思う。
私たち、一緒に幸せになる為に結婚したんだよね。子どもたち、幸せになるために生まれてきたんだよね。
だから、これからはあなたのことをもっともっと理解したいと思っています。
それから、子どもたちに対しても、もっともっと笑顔のお母さんを見せてあげたいと思う。
その為には、やっぱりあなたの支えが必要だなって改めて思ったよ。
だから、不器用で、上手に自分を出せないこんな私だけど、これからもよろしくね。
話聞いてくれてありがとう。
あなたの気持ちも私理解したいから、良かったらまた聞かせてね。」
こんな感じで言うと思います。
普段言い慣れてないと、抵抗ありますよ~(笑)
でもね、自分の本心、根の部分を伝えるっていうのは、こういうことなんですよね。
いっさいのプライドを捨てて、正直に、素直に、まるで子どものように真っ直ぐに。
そうでないと、相手には伝わりません。
だけど、今私が書いたこのメッセージを読んでみて、「正直、本心からこの言葉は言えない…」と感じるなら、言わない方がいいです。
本心でない限り、このメッセージはただのテクニックになってしまって、かえって悪い結果になってしまうかもしれません。
反対に、このメッセージを読んで、「かなり恥ずかしい表現だけど、言いたいことは同じような感じ…」と思ったなら、勇気を出して伝えてみてください。
こっちが仮面をかぶっている限り、絶対に相手も仮面をとってはくれません。
素直にならなきゃ。
もちろん、私がつくったメッセージはただの一例です。表現の仕方は人それぞれなので、あなただけのメッセージをつくってみてくださいね。
私もね、なかなか素直になれなかったです。
なんかね、変なプライドが邪魔したり、「なんで私が折れないとダメなの!?」って思ったり。
自分が折れてまで仲直りなんてしたくない!って思ってましたし、男の人が折れてくれなきゃ、愛されてるって思えない!って思ったりね。
でも、そんな風に思っていたから、相手も折れてくれなかったんだと今になって思います。
多分、私の身体中からにじみ出ていたと思いますよ、「絶対に負けてたまるものかっ…私はちっとも悪くない!!」ってね(笑)
そんな気持ちが、言葉や表情や空気すべてを通して伝わってたんじゃないかな。
本当に自分に素直になったらね。
とても気持ち良かったんです。
なにより自分自身が救われました。
重くて硬い鎧をいつも心にかぶせて、「負けてなるものか」って思うのは、とても辛かったんですね。
ある時、そんな鎧、意味がないって気付いたんです。
だってね、そんな状態を続けてて、ちっともいいことなかったんです。
どんどん心は硬くなっていくし、それなのに夫は優しくしてくれないし、それでどんどん惨めになっていくし。
「なんか私、なにやってんだろ…」って思いました。
それで、沢山たくさん、紙に自分の気持ち書いてみたんです。
私、何に怒ってるんだろう。何に脅えているんだろう。何を恐れているんだろう…。
私、本当は何が欲しいんだろう。何を望んでいるんだろう。どう生きていきたいんだろう。
そしたらね、この悩んでいた女性のように、たくさんの気持ちが湧いてきて、最後に一番大切なものが出てきた。
「幸せになりたい。笑顔で生きていたい。愛されたい。」
条件なんて何一つなくて、ただ愛情に包まれて笑顔で幸せに生きていたかった。
だからもう、意地を張るのをやめたんです。
本音でいこう。素直にいこう。正直に言おう。
「私、嫌な態度とってたね、ごめんなさい。本当はね、二人にとって心から幸せだと思う家庭が築きたいの」
そりゃぁもう、涙もんですよ。
私、気持ちを伝えるとき絶対に泣いちゃうんですよね…。だからすごい恥ずかしいんですよ。
だけど、泣きながら、一生懸命伝えました。
じゃあ、届きましたよ。
あんなに話し合いが苦手そうだった夫が、今ではちゃんと聞いてくれます。
きっとそれは、私の願いを知っているからです。
「二人にとって本当に心地いい、幸せな家庭をつくりたい」
だから聞いてくれます。
この悩んでおられる方のご主人も、優しい方だということですね。
だから、ただ気持ちがすれ違っちゃっているだけだと思うんですよ。
相手の心に触れたかったら、まずは自分の心を開くこと。
きっと伝わると思います。
なにより、心を開くことで自分自身が解放されたような清々しい気持ちになれて良いと思います。
この、「心を開いて話す」というのは子どもに対しても大切なことみたいですね。
そして、こういうメッセージを日頃から自分自身で感じたり、相手に伝えるようにしていると、慣れてきます。
素直な気持ちを抵抗なく言えるようになってくるので、夫婦関係が良くなっていくと思います。
ぜひ、大切な人に対して、素直に、正直に、真っ直ぐに気持ちを伝えてみてください。
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