手のかかる子でよかった!

息子が生まれる前から、子育てのことについて色々勉強したつもりだった。

イライラやストレスに対して、心構えや対処法を持っているつもりだった。

でもいざ息子が生まれてみると、新生児の頃から吐き戻しが激しくて、その度にハラハラして心配したり、

家に二人きりの空間でひたすら泣き続ける息子が心配でどぎまぎしたり、命を守る責任感と不安で胸が押しつぶされる思いだった。

なんで泣いているんだろう…どこか痛いのだろうか…何が足りないのだろうか…どうしたんだろう…

そんなことをぐるぐると考えながら、ずっと息子を抱っこして何時間も不安でいっぱいだった日々。

いざ子供を育ててみると私は、めちゃくちゃ心配性で、全然肝の据わっていないお母ちゃんだった。

1歳になるまでは、言葉の通じない息子が何故泣いているのか分からないことでよく不安になった。

よくお腹を壊す私は、自分と同じように息子が痛い思いをしていないか、どこかしんどい所はないかといつもハラハラだった。

それでも、イライラすることはほとんどなかった。

不安や疲れでストレスが溜まることはあっても、そのストレスが息子に向くことはなく、いつも穏やかに対応することが出来ていたように思う。

そんな息子はすくすくと元気に育ち、1歳になる頃には、とても大声で叫んだり、奇声をあげるようになった。

「親が大きな声を出して怒ったりしなければ、子供もむやみやたらと大きな声を出したりしない」という話を聞いて「なるほど!」と思い実践していた。

あの情報は一体何だったのか…(@_@;)

私の記憶ではむやみに大きな声で怒ったりしたことはなく、いつも穏やかに対応してきたはずなのに・・・息子のこの響き渡るような大きな声…。

大きな音があまり得意ではない私にとっては辛い声でしかなかったけれど、悪気のない息子に怒る気にもなれず、この奇声を「怪獣期」と心の中で名付けて受けとめるようにした。

そして、2歳になる頃には息子のイヤイヤと癇癪が大爆発。

赤信号を渡りたくて信号前で大騒ぎ。引きとめるとひっくり返って駄々をこね、青になるとスネて渡らない。

お店に入ると奇声をあげてねっ転ぶ…。

そのエネルギーと存在感は抜群で、温かい目も冷たい目も含めて周りの目線をいつも感じた。

こんなことは日常で、その頃にはすっかり私もイライラしていて、そのストレスや疲れがもろに息子に向くことも増えていった。

出産前から、子供にイヤイヤ期があることは知っていた。

そのイヤイヤがどういうからくりなのかも、子供の成長にとってどれほど大切な過程なのかも、それが喜ばしい成長であることも、一般的な対処法の情報も、知っていた。

それでも実際のイヤイヤを目の当たりにし、毎日毎日そのイヤイヤや癇癪と付き合うことで、私は自分がこんなにもイライラするこを知れた。

まだ2歳の子供。怒っても仕方がない。こんな時こそ冷静に。頭では十分に分かっているのに、全然実践できない自分を知れた。

現在息子は3歳。

こんな私のもとで、なんとか元気にすくすくと大きくなってくれている。

もう、以前のような穏やかな子育ては全然出来ていないけど、、、。

それでも、幸せそうに、楽しそうに、無邪気に、素直に、お友達には優しく育ってくれている。

そして私には思いっきりストレスをぶつけて来てくれる…。

今私が思うのは…

息子が手のかかる子で良かったということ。

息子がもし手のかからない子だったら

息子がもし偏食がなく何でもモリモリと食べてくれる子だったら

息子がもし大声を出さない子だったら

私はきっと、「子育てって、案外簡単だ」と思っていただろう

そして、「私は沢山子育ての勉強をしたから、私の育て方が良かったから息子も手がかからないんだ」と思っていただろう

息子がこんなに手がかからなかったら

私はきっとあまりイライラを経験することはなかっただろう

そのために、子育てにイライラする人や、苦労している人の気持ちに寄り添ったり、心底共感することも出来なかっただろう

私は実際に子育てをしてみて、

自分の未熟さを思い知ることができた。

自分の器がおちょこのように小さかったことを知ることが出来たし、しょーもない、小さなことでイライラすることも分かった。

ぜーんぜん、理想通りの子育てが出来ない現実も経験できた。

人からはよく、「え、怒ったりするの?怒ったり出来る?イライラしているんが全然想像できない」って言われる。

そりゃね、外ではええ格好しますやん(^ム^)でも実際は全然ちがう。

息子が赤ちゃんだった頃は、確かにイライラすることがなかっただけに、「自分は穏やかなタイプなのかもしれない」と勘違いしたこともあった。

そして息子はこのまま穏やかに育っていくのかななんて思っていた(苦笑)

だけど今はもう毎日のように一日のどこかで一回は怒ってるんじゃないかなぁ…(=_=;)

志高く理想を抱いていた私は、フタを開ければただの怒りん坊母ちゃんだったし、器も極小だった(笑)

そんな私を選んで生まれてきてくれた息子よ、私を母にしてくれてありがとう。

そして、手を焼かせてくれてありがとう。

色んな事を気付かせてくれて、教えてくれて、経験させてくれてありがとう。

いつもイライラと、楽しさと、幸せを ありがとう♡

怒りん坊母ちゃんですが これからもよろしくね。

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